Rock N' Roll Suicide
11.01.Sun

マイケル映画…の前に、楽しみにしていたパイレーツ・ロックを見てきました。
わたしは結構真剣に「なぜ自分は70年代のイギリスに生まれなかったのか」を悔やんだ時代があるのですが(バカですね)、彼らは本っ当に音楽大好きだよなー。その大好きぶりが大好きなんです。何でも、イギリス人が一生のうちで音楽にかける金額は平均1万ポンドなんだそうで…。でもギグのチケット代からCDやアナログ盤、プレイヤー、ダウンロードの料金などもろもろ含めたら、そのくらい普通に払ってるかも…?
あくまで平均値の話なのだけど、それが国民性だとしたら大変すてきだと思うのです。
この映画、基本はロック・ポップス=低俗で無教養なものとして忌み嫌っている政府と、海の上で24時間ラジオ局をやってる音楽バカの連中との戦いです。たぶん政府内にだってロック好きはいたんじゃないかなーと思うけれど、一般的な大人にとってダメ人間と若者の味方、セックス・ドラッグ・ロックンロールは敵。でもラジオに合わせて踊ったり楽しそうにはしゃいでいる中に、おじいちゃんやおばあちゃんもちゃんといて嬉しかったです。地下鉄の駅で踊ってたおばさんがかわいい。色使いもお洒落。
物語の主人公的な役割は、非行少年・カールなのだけど、皆それぞれキャラが立っていて、おのおののエピソードがおもしろかったです。ニック・フロストはモテてるし(笑)こういうそれぞれの人生を切り取る見せ方がこの監督は、うまいですね。船に乗っている8人のDJたちのそれぞれ違うカッコよさとへなちょこさ。あと個人的にフィリップ・シーモア・ホフマンはこういう役をやらせると嫌味なくらいセクシーで、とても良かった。カメレオンというのは彼のような人を云うのではないか。
我らがリスは今回なんだかセクシーでイケてる伝説のDJという役柄だったんだけど、マイクの前でズボンのジッパーを下ろしたり、新婚の嫁を寝取ったりと(ちょっとちがうけど)、基本的に頭悪いかんじが大変よかったです。ギャヴィンっていう名前も本名には思えないし(笑)

髪型とサングラスのせいかやっぱりリアムみたい…痩せたリアムみたい。
あとブリティッシュ映画につきもののお下品なネタもたくさん。イギリス人ってこう…お漏らしするネタすきなのか?あと政府高官の役名が非常にサイテーで面白かったです。なんか命令されるたびに語尾に名前つけられてて笑える。くっだらないよ!
肝心の音楽ですが、黄金期ブリティッシュロックを中心にクラシカルなポップスも随所に盛り込まれていて、また選曲があからさますぎるのだけど(たぶんその曲使うために役名を設定したんだろうな、というキャラとか)文句なく素晴らしかったです。いい時代だ。
後半はほんの少しアクションじみてくるのでハラハラしましたが、最後の最後までアホを貫いていて感動しました。誰も置き去りにならないのがいい。救助に来た人たちが、それぞれどの番組を聴いていたか分かりやすくて嬉しくなりました。あるある!あるよねー。
全体的になんかもうすごく好きな系統の映画だったのだけど、一番好きなのはバチェラーパーティでパブを巡ってみんなで夜の街をねりあるくところです。
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